記号「+」「-」の由来は?

正の符号「+」と負の符号「-」の由来について調べてみました。

【記号「+」の起源】
算数をし始めた当初は、基本的な演算だったため、わざわざ表記していなかった。ローマ数字を想像するとそのことがわかる。
(例)  ⅠとⅠをたしたものがⅡ
14世紀、オーレムがラテン語でandを意味する「et」を使用した。それが変形して「+」になったという説が1つである。
その他の説としては、プラスの「P」の崩した文字の下の部分をとったというものなどがある。
1489年、ヨハネス・ウィッドマンが初めて「+」を使った。「+は超過である」とされた。

【記号「-」の起源】
「+」と同様、いくつかの説がある。
・マイナスの「m」が崩れて「-」になった。
・イタリアのパチオリが「m」の上にチルダ(~)をつけて表していたものが、チルダ部分のみになり、さらにそれが崩れて「-」になった。
・ワインがどれだけ減ったかを確認するために、樽に横線を引いていたことから、その横線を記号化した。
などがある。
1489年、ヨハネス・ウィッドマンが過不足を表すため、初めて「-」を使った。
バートンは、1514年に本を書いたV.ヘッケこそが-記号を代数的操作として使った最初の人物だとしている。

フィボナッチの学習教室

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